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GMAT™ はMBA(Master of Business Administration: いわゆる「ビジネススクール」)へ出願する際に受験が必要な学力テストの1つです。
(1) 新形式GMAT(GMAT Focus Edition)の開始時期について

GMAT™ は現在(2023年)変革期を迎えています。新形式のGMAT(The GMAT™ Focus Edition)が「Q4 2023」(4th Quarter: 第四四半期:2023年10月~12月の間だと推定できる)に実施開始予定との公式発表がありました。

公式ページには以下のような導入プロセスが記載されています。

Official Prep Available – Late Q2 2023 
Registration Opens – Q3 2023
Testing Starts – Q4 2023

日本語へ翻訳&補足すると以下のようになります。

新形式試験の公式準備教材(模擬試験、Official Guide、等)の提供開始 - 2023年 6月ごろ
新形式試験申し込み開始 – 2023年第三四半期(7月~9月ごろ)
新形式試験実施開始 – 2023年第四四半期(10月~12月ごろ)

(2) 新形式GMAT(GMAT Focus Edition)の内容について

現形式GMATとの主な違いは以下です。
  • 試験時間が約1時間短くなる。(1セクションあたり45分×3セクション=合計2時間15分になる)
  • SC(Sentence Correction)が廃止される。よって、VerbalはCR(Critical Reasoning)とRC(Reading Comprehension)の2科目だけになる。
  • Quantitative(数学)からDS(Data Sufficiency)が消える。よって、Quantitative(数学)はPS(Problem Solving)だけになる。
  • IR(Integrated Reasoning)とDS(Data Sufficiency)が一緒になって、新たにData Insightsというセクションが誕生する。
  • AWA(ライティング)が廃止される。
  • 3セクション(Verbal Reasoning, Quantitative Reasoning, Data Insights)の受験順番は自由に選ぶことができる。
  • 全ての問題に印をつけたり、後で見直しをしたりすることが出来る。
  • 最大3問まで後で答えの変更が出来る。
  • スコア(点数)はVerbal Reasoning, Quantitative Reasoning, Data Insightsの3科目がそれぞれ1/3ずつを占める。
現形式GMAT
"available until early next year"(2024年初頭まで実施継続予定:ただし詳しい時期は未定)


新形式GMAT
"Testing Starts – Q4 2023"(2023年10月~12月ごろ実施開始予定:ただし詳しい時期は未定)


以下の公式発表も併せてご確認ください。

Exam Structure(試験の構成)についての公式情報

Exam Content(試験の内容)についての公式情報

(3) 新形式GMAT(GMAT Focus Edition)の特徴について

「SCが廃止されること」と「IRがトータルスコアに含まれるようになること(正確に言うとIRとDSが一緒になってData Insightsというセクションが誕生してトータルスコアに含まれるようになること)」とが新形式GMATの最大の特徴だと言えます。世の中の「文法軽視」のトレンド(TOEFLからも文法セクションが無くなっています)を受けてSCを廃止し、そしてIT化とAI化が進む時代を反映させて数学的要素とデータ分析の要素を増やしたのでしょう。

SCが無くなくなるからといって英文法の学習を怠ってよいということにはなりません。基礎文法力がないと英文の精読は困難です。よって、CRとRC対策のために何らかの手段で英文法の学習は実施してください。(例:ロジカル英文法の受講)

(4) 現形式GMATとの兼ね合い

現形式のGMATも"available until early next year"(2024年初頭まで実施継続)と発表になっています。ということは、詳しい日程は未発表ですが、2023年から2024年にかけてしばらくの間「現形式のGMAT」と「新形式のGMAT(The GMAT Focus Edition)」が共存することになります。よって、2023年度はどちらの形式のGMATを想定して対策するかが問われているのです。
飯島(学習コンサルタント)がおすすめしたい戦略 は以下です。

Plan A:

現形式のGMAT対策を実施する。
Verbalの対策はSC&CRから開始する。

現形式のGMATも2024年まで(詳細日程は未定)継続実施されますので、2023年度の1st Round(2023年秋ごろが目安)や2nd Round(2024年初頭が目安)での出願を目指している方であれば現形式のGMATで対応できます。

仮に何らかの事情(例:3rd Round(2024年3月~4月ごろが目安)出願の時期に現形式のGMATが廃止になっている)で新形式のGMATを受験することになっても、 あるいはGREへ転向することになっても、SCの学びは何かと役に立ちます。 過去の受講生たちから「SCの学びは一生の財産だ」「SCのおかげで英文読解が楽になった」「SCのおかげで文法的に正確なライティングが実践できるようになった」等の声が多数届いています。

また、GMAT学習初期においては、SCと並行してCR(Critical Reasoning)の対策を実施することによって「文法」「ロジック」「読解」の力を総合的に伸ばすことをお勧めします。SCとCRで「もまれて」からRCに着手した方が効率的なのです。

この「Plan A」を採用されたい方は、最初に「SCセンコレ道場(動画講座)」「CR戦略クラス(ライブクラス)」を受講してください。 そして、SCとCRのトレーニングを目安として2か月間~3か月間ほど実施してから「RC戦略クラス(ライブクラス)」へと進んでいただきたいのです。 SCとCRで得られる学びを活用するとRCは順調に成果が出ます。

そして、

Plan B:

現形式のGMATをSC軽視(=RC&CR重視)戦略で対策する。
現形式のGMAT受験を想定しつつ、新形式のGMAT受験も視野に入れる。

も非常に有力な選択肢です。RCとCRは「現形式GMAT」「新形式GMAT」「GRE」「EA」全てにおいて出題されるので、汎用性が高い現実的な戦略だと言えます。

Affinity英語学院は昔から「GMATはSCばかりを対策していてはダメ」と言い続けてきました。 SCは確かに学ぶ価値がある科目なのですが、「勉強量(期間)」と「成果(点数)」が比例しにくい科目であり、結果的に得点源にできる方が多いのはRC and/or CRなのです。(いわゆる「帰国子女タイプ」と「純ドメタイプ」の両方に当てはまる傾向です。)

この「Plan B」を採用する場合は「RC戦略クラス(ライブクラス)」と「CR戦略クラス(ライブクラス)」の受講をご検討ください。

過去に、このPlan Bを採用して、結果的に本試験でRCとCRの両科目で全問正解を達成した方も複数いらっしゃいます。(以下、事例です。)



尚、RC戦略クラスの受講要件(TOEFL RC 25点以上 or IELTS RC 7.0点以上)を満たしていない方にはこの「Plan B」は向きません。英文読解力に自信がある方にお勧めの計画だと言えます。何らかの事情で「英文読解力に自信がない」and/or「TOEFL RC 25点以上 or IELTS 7.0点以上」というRC戦略クラスの受講要件を満たしていないのにPlan Bを採用されたい方は、最初に「Verbal Basic」を受講して基礎英文読解力の向上を目指してください。

今はGMATの変革期を迎えているので、不安になる方もいらっしゃるかと思います。 不安になったら「4つのテスト(現形式GMAT, 新形式GMAT, GRE, EA)のベン図の重なり」を大切にして学習を進めてください。 具体的には「Quantitative(数学)」「RC(Reading Comprehension)」「CR(Critical Reasoning)」の3科目はこれら4つのテスト全てに含まれているので、 これら3科目を重点的に学べば「何かとつぶしがきく」のです。
Affinity英語学院の「Math Basic」「Math戦略クラス」は数学が苦手な方、 文科系のバックグラウンドの方、受験において数学を回避してきた方向けに設計しています。 数学に強いバックグランドの方であれば「「ジェイマスGMAT完全攻略」公式問題集の問題演習だけでも成果が出るケースが多いのです。 具体的には、早めにGMAT公式模擬試験を受験して、その点数で方向性を決めてください。特に対策をしていないのに49点程度(51点満点)が取れてしまう方はAffinityの数学関連講座は受講しなくても大丈夫です。

これからGMAT対策を開始される方は、最初に「GMAT問題演習3時間セミナー」を受講してはいかがでしょうか。Math(PS, DS)、Verbal(SC, CR, RC)のすべての問題タイプを一通り扱うセミナーなので、GMATの難易度や問題形式を知るための「はじめの一歩」としてご参加いただくことが可能です。逆に、GMAT本試験受験直前の「仕上げの場」「調整の場」としてもご活用いただけます。

Affinity英語学院は「個別サポート」と「グループサポート」が充実しています。 テスト選択や学習法でお悩みの方は「学習カウンセリング」をご受講ください。 また、グループサポートの場として毎月「ぷらっとバー」という交流会(無料イベント)を実施していますので、併せてご活用ください。