このクラスはGMAT(ジーマット)、GRE(ジーアールイー)、EA(イーエー)のいずれかのVerbal Section対策における”Essentials(必要不可欠なもの)を学ぶための動画講座です。
GMAT, GRE, EAはいずれも英語のネイティブスピーカーを対象とした「学力テスト」であり、ネイティブレベルの英語力が必要となります。Verbal Section対策の攻略法は
CR戦略クラス(for GMAT/GRE/EA),
RC戦略クラス(for GMAT/GRE/EA),
GRE Verbal戦略クラスにて学んでいただきますが、これらの戦略クラスは全て「TOEFL Reading 25点以上」あるいは「IELTS Reading 7.0点以上」の読解力をお持ちであることが「受講要件」となっています。この受講要件を満たしていない方は最初にこの「Verbal Essentials」をご受講下さい。また、この受講要件を満たしている方であっても「TOEFL Readingで毎回安定的に28点~30点」あるいは「IELTS Readingで毎回安定的に8.0点~9.0点」のレベルに達していない方は最初にこの「Verbal Essentials」を受講して基礎力を向上させる方が結果的に早道となります。「急がば回れ」です。
このクラスを受講することでGMAT, GRE, EAのVerbal対策において必須(essential)のスキル、具体的には「読解力(英文解釈力)」「文法力」「単語力」「背景知識」を身に着けることができます。
このクラスは以下のように4つのパートから成り立っています。
Part 1: 「英文法」編(約5時間30分)
Part 2: 「英文読解法」編(約4時間20分)
Part 3: 「英単語の覚え方」編(約4時間20分)
Part 4: 「背景知識」編(約7時間20分)
合計:21時間40分
Part 1: 「英文法」編においては英文の精読、すなわち英文解釈において必須の文法ルールを学んでいただきます。英文法の細かいルールを網羅的に学習するのではなく、英文解釈において重要な論点に絞った「実践的な英文法」「英文解釈の役に立つ英文法」をお届けします。具体的には、以下の3つの論点を「ロジック」や「思想的背景」を大切にして分かりやすく解説します。
#1: 形容詞の「制限用法」と「非制限用法」
#2: 不定冠詞(a, an)と定冠詞(the)
#3: 可算名詞(Countable Nouns)と不可算名詞(Uncountable Nouns)
もちろんこれ以外にも重要な文法項目が存在するのですが、それらはPart 2以降の中でお届けします。「文法」と「英文読解法」はベン図の重なり(重複する領域)が多く、either/orで分けられないのです。よって、Part 1~Part 4の分類はあくまで「目安」に過ぎず、たとえば「Part 3: 背景知識編」の中でも文法や読解法等についても触れます。
尚、このPart 1: 「英文法」編の内容は
ロジカル英文法(動画講座)の内容と一部重複しますので、ロジカル英文法を受講済みの方はこの点をご理解いただいた上でお申込みください。内容は重複しますが、ロジカル英文法の文法解説よりもVerbal Essentialsの文法解説の方がより高度な内容ですのでご受講いただく価値はあります。
Part 2: 「英文読解法」編においては、英文の精読に必要な「読解法」をお届けします。具体的には「多読の方法論(トレーニング方法)」「英語の語順通りに英文を理解するスラッシュリーディング(中間訳)」「SV構造分析」「文のイントロ分析」「(M) S (M) V (X) (X)分析」「後置形容詞」「順逆分析」「ポジネガ分析」「A=A’=A’’ B=B’=B’’分析」 「オピニオンマーカー分析」「倒置、省略、挿入」「ネクサス分析(裏のSV構造分析)」「タイムライン分析(時制と仮定法)」等を習得していただきます。スポーツにおいても「理屈抜きの根性論」と「合理的な分析」の両方の側面が大切ですが、英語学習においても「根性論」としての「多読」と、「分析的な読解法」のトレーニングの両方を実践することが最善の道なのです。「根性論」と「合理論」の両輪でVerbal Sectionの壁を乗り越えましょう。
Part 3: 「英単語の覚え方」編においては脳科学と記憶術の知見に基づいた「効率的な英単語の覚え方」を解説します。特にGRE受験を視野に入れている方にとっては「単語問題対策」の一環としての単語力増強が必要ですし、単語問題が存在しないGMATとEAにおいてもRC(Reading Comprehension)において単語をたくさん知っている方が(当然ながら)有利です。また、GMATかEAのスコアメイクを想定している方であっても「保険としてのGRE」という選択肢も視野に入れて単語学習を実施することによって、いつでもGREへ転向することが可能になります。
Part 4: 「背景知識」編においては、RC(Reading Comprehension)の背景知識の中でも苦手とする方が多い「思想、宗教、歴史、芸術」等の「勘どころ」を担当講師(飯島)が「哲学・思想オタク」ぶりを発揮して分かりやすく解説します。GMAT, GRE, EAは「英語のテスト」ではなく「英語で書かれた学力テスト」なので、幅広い教養や背景知識を持ち合わせていた方が(当然ながら)有利なのです。また、この「背景知識編」で学んでいただく人文科学および社会科学関連の背景知識は、今後様々な分野で国際的に活躍する皆様にとって一生の財産となるような内容となっています。